レッドクラスについて

8ヨガでは、基本的にマイソールスタイルで練習を進めています。マイソールクラスは、参加者の経験を問わず、一人ひとりが、それぞれのペースで、自分に合ったやり方で、ポーズを安全に進めていく最適の練習方法だと思います。

けれど、アシュタンガヨガというのは、ポーズを”正しく完璧に”行うことが目的ではありません。沢山の連続するポーズを通して、”呼吸と連動した動き”に自身をチューニングすることが、とても大事です。そのために、アシュタンガヨガでは、ポーズとポーズをつなぐ全ての動きと呼吸が、キッチリ決められているのです。

この決められた一連の呼吸と動きの連動は、指導者のカウントに合わせて全員が一斉に練習を行うレッドクラスに参加し体験することで、自然と身体に刻まれてきます。レッドクラスでは、自分都合の呼吸のペースや、ポーズに深く入るための余分な動きは一切制限されますが、その条件下で自分ができることだけを、ただ淡々と行う練習をとおして、余分なものを手放し、よりシンプルに、心の集中へと近づいていきます。


マイソールクラスに慣れている練習生の多くが、レッドクラスを嫌うのは、時間をかけてゆっくりポーズに入る”自由さ”が、レッドクラスには欠けているからでしょう。特に苦手なポーズでは、一息でポーズに入っても中途半端だし、ゆっくりとしたカウントの5呼吸はキツイ・・・、そんな不満がレッドクラスにはつきものです。

でも、それでいいんだと思います。マイソールクラスでは、ゆっくり時間をかけてポーズに入り、しんどいポーズは1~2呼吸で終了。途中のビンヤサではトイレへ行ったり、髪を結わきなおしたり、1呼吸のはずの下向きの犬のポーズで5呼吸して休憩・・・と、勝手気ままに練習しているのですから、たまに参加するレッドクラスが、きつく厳しく感じられて当然です。

マイソールクラスでは、”ポーズ”という目的のために、自分の身体を探求します。自分の身体に合わせた適切なアライメントで、じっくりと時間をかけて、身体の負担を少なくしながら、ポーズの完成形に歩み寄ります。これは、特に初心者の方には、とても大切なアプローチだと思います。

一方レッドクラスでは、”ポーズ”への執着や、慢心というエゴを手放します。できる・できない、に囚われず、その時の自分をあるがままに受け入れ、ただ決められた呼吸と動きに、自身を同調させていくことで、このアシュタンガ・ビンヤサ・ヨガのシステムが、どのように私達に働きかけてくれるのか、動く瞑想とはどのようなものなのか・・・を、実際に体験させてくれるのが、レッドクラスなのではないかな、と思います。


私たち地方の宅練アシュタンギにとって、毎日の練習はセルフプラクティスが基本です。時間が取れればマイソールクラスに通い、アジャストやアドバイスを受け、時に新しいポーズへチャレンジします。そして理想的には、定期的にレッドクラスで、正しいビンヤサ=”呼吸・ドリスティ・アサナ”の組み合わせを、身体に落とし込むことで、さらなる練習の広がりとバランスがもたらされるのではないでしょうか。

レッドクラスもマイソールクラスも、どちらか一方が優れているわけではなく、どちらも違った意義があり、どちらも同じように大切です。8ヨガでも4月より、より通いやすい日時にレッドクラスを移行します。これを機に、ぜひバランスのとれた練習を!

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