月別アーカイブ: 2012年11月

ジェイソン・スタイン先生による「みんなのためのアシュタンガ」

Ashtanga Yoga for everyone
with Jason Stein

米国ポートランドのアシュタンガヨガ指導者、ジェイソン・スタイン先生の週末ワークショップ@秋谷ヨガハウスです。

1998年にドミニク・コリリアーノ氏から初めてアシュタンガヨガを教わったジェイソン先生は、その後ティム・ミラー氏に師事しながらアシスタントを努め、2010年よりポートランドでPortland Ashtanga Yogaを主催しています。現在は11月よりマイソール東京のタリック先生の代行として毎朝の指導にあたっており、12月に帰国する前の貴重な時間を割いて、今回のワークショップをしていただくことになりました。

ジェイソン先生は、ご自身のブログleaping lankaや、最近出版した”Ashtanga Yoga: Stories from Beyond the Mat” という本からもうかがい知れるように、時に辛口できわどいながらも、いたずら好きの子供のような独特のユーモアのセンスにあふれ、偽りのない誠実さと、限りない愛に満ちています。

また、今年の7月に事故で大怪我をされ、複数回に渡る手術、数ヶ月の療養生活、痛みと共にイチから歩くことを学ぶ経験などを経て、ご自身の練習や指導、そして人生における大きな転機となったそう。

今回は、そんな深い人間味あふれるジェイソン先生をせっかくお呼びするのだから、「Ashtanga yoga for everyone- みんなのためのアシュタンガ」と題して、その名のとおり、どんなに身体が硬くても、どんな怪我や病気や障害があっても、どれだけ歳をとっていても、そして人生のどのような転機に見舞われても、誰もがアシュタンガヨガを楽しみ、その恩恵を体感していただけるような、そんなワークショップを予定しています。

伝統よりも、決まりごとよりも、その人にとって最も適切にヨガが働きかけてくれること、その大切さを真摯に伝えてくれるジェイソン先生ならではの、”みんなのためのアシュタンガヨガ”ワークショップです。

  • アシュタンガはハードなイメージが先行して、始める一歩が踏み出せない・・・
  • 長引く怪我をしてしまって、どう練習していいかわからない・・・
  • 身体も硬いし、歳もとってるし、むずかしいポーズなんて、とてもムリ・・・
  • ずっと練習を続けたいから、出産や子育てを躊躇してしまう・・・
  • アシュタンガって、ポーズを進めることばかり優先で、ヨガなんだか、なんなんだか・・・

そんなわたしたちの悩みやためらいと、より良く賢く付き合っていけるような、ヒントやキッカケとなれば幸いです。

【スケジュール】
12/15(土)
07:30-10:30 少人数制マイソールクラス
10:30-12:30 ビギナークラス

12/16(日)
08:00-11:00 少人数制マイソールクラス
11:00-13:00 レクチャー&プラナヤマ

【クラス内容】

マイソールクラス
土曜&日曜のマイソールクラスでは、参加者全員に目がいきわたるように、定員12人の超少人数制。土台や基礎をしっかり大切にしながら、その上で楽しくチャレンジできよう、適切なサポートが絶妙なジェイソン先生の独特な指導を、細かく親身に直接受けるまたとない機会です。マイソールスタイルでの練習の経験がある方が対象となります。

ビギナークラス
土曜日の2クラス目は、「みんなのためのアシュタンガヨガ」と題して、アシュタンガヨガの基本を体験しながら学ぶ基礎クラスです。アシュタンガヨガがまったく初めての方から、経験者の方まで、全ての方に楽しんでいただける内容です。

レクチャー&プラナヤマ
日曜日の2クラス目は、アシュタンガヨガのプラナヤマの練習と、ヨガ哲学を中心としたアシュタンガヨガについてのお話、そして質疑応答。私達が人生の様々な転機と共に、時にその形式を変えながらも、ヨガの練習を続けていくためのヒントやアドバイス、そしてヨガ哲学の智慧と学びを、みなさんとシェアする貴重な時間です。

【参加費】
マイソールクラス 3500円
ビギナークラス4500円 (メンバーの方はチケット1回分+3000円)
レクチャー&プラナヤマクラス4000円
土曜日1日=8000円
日曜日1日=7000円
土日2日=13000円
マイソール2日=6000円

【会場】
秋谷ヨガハウス
神奈川県横須賀市秋谷4482-1
http://akiyayogahouse.blogspot.com/

【参加方法・問合せ】
yumikomosley@gmail.com
宛にご連絡ください。入金方法等の詳細等、こちらから追ってご連絡いたします。また今回参加人数に限りがありますので、ご予約はお早めに。(事前予約は入金確認後に確定します)

【その他】
逗子駅からの送迎あります(別料金)
フルーツ・チャイ・スイーツ・マクロビランチがあります(別料金)
ご希望の方は宿泊も可能です(別料金)

【講師プロフィール】
Jason Stein ジェイソン・スタイン
私は、1998年にドミニク・コリリアーノ氏からアシュタンガヨガを教わり、その後6年に渡りカリフォルニア・エンシニタスのティム・ミラーの下で毎日練習を続けました。ティムは西洋人で初めてパタビ・ジョイス師から認定を受けた指導者です。私はティムの様々なクラスで2年間アシスタントを務め、彼のプライマリー・シリーズのティーチャーズ・トレーニングを2003年に、インターミディエイトの 同じくティーチャーズトレーニングを2008年に終えました。また南インド・マイソールにてパタビジョイス師と彼の孫であるシャラス氏の下で計8ヶ月間の練習を行いました。

This practice is a powerful catalyst, and so I strive to present it accurately, safely, and with humor.

このアシュタンガヨガというプラクティスは、とてもパワフルな触媒です。私はそれを、正確に、安全に、そしてユーモアの心を持って伝えていけるよう、日々努力をしています。

アシュタンギのためのアレクサンダーテクニーク第2回・レポート

10月に引き続いての「アシュタンギのためのアレクサンダーテクニーク」第2弾。今回もトシくん先生から静かに導かれる繊細な気づきに満ちた、奥行きの深い3時間を過ごすことができました。

 

 

今回は参加者さんの数が若干増え、2回目の参加となる方と、初めての参加の方の割合がちょうど半々。受け取り方も様々ならば、反応も実に様々で、その多彩さが微細に絡み合って紡ぎだす新たな空気の流れに、そこにいた全員が上手に波乗りしていたような、そんな印象。

 

 

まずは前回参加された方々から、WS後の1ヶ月という期間に、どのような意識の変化や気づきがあったかなどをシェアしていただきました。皆さんそれぞれが、日々の練習や生活の中で、それぞれのやり方で模索するように探求しながらも、”正しい答えは見つからない”もどかしさを感じていた様子です。その”もどかしさ”こそが、再度このWSへ足を運んだり、また足を遠ざけることとなったのでしょう。

その後、改めてアレクサンダーテクニークの概念や解剖学的理解をおさらいしてから、実際にATセッションを何人かの方々に受けていただきました。ATセッションを受けると、まさに「未知の経験」という刺激に満ちた時を経験するのですが、他の方がATセッションを受けているのを見ている時間も、都度トシくん先生の的確な説明も入るため、とても興味深いもので、明らかに姿勢が変わる瞬間や、呼吸の質や表情がガラリと様変わりする様子を、客観的に目撃することは、色々な学びに満ちた貴重な経験でした。

 

 

そして次は、アレクサンダーテクニークを応用したヨガポーズの時間を予定していましたが、このATセッションにおける「トシくん先生vs受け手」の一方通行ではないインタラクティヴな流れが、大きく広がり始め、気がついたらあっという間に時間が経ってしまいました。多分それは、正しいやり方や模範解答を、一方的に教えるのではなく、答えを探す道を共に歩む、トシくん先生の姿勢が端的に現れていたからなのかも。

客観的に見れば、「”アタマと頚椎の位置を調整する”という実に単純なコトを物理的に行っている」だけなのに、このATセッションという相互ワークを介して、私達個々それぞれが、内面のとても深い部分へと意識を向け、何かしらの”変化”を感じることとなるのが不思議です。それは、物事の捉え方であったり、気づかなかった癖であったり、疑いを持たずに信じてきたものを覆すナニカであったり・・・、実に様々なんですが。

 

たとえば、「反り腰で姿勢が悪いので、常に骨盤を意識するようにしていますが、ATをすることで、キレイな姿勢になれるのでしょうか?」という質問をされた方がいらっしゃいました。この方がセッションを受けていく過程で、”いわゆるキレイな姿勢”というものは、実際に自然で自由で解放された状態なのだろうか?意識的に努力を続けてキープする姿勢がはたして、本当に”キレイ”なのだろうか?一般的に言われる”キレイ”ってなんなんだろう?という疑問を自ずと解決していく様は、とても印象的でした。最後にこの方が、AT的に自然で無理のない姿勢をされたときに、見た目は”いわゆるキレイな姿勢”ではないのかもしれませんが、その内面の穏やかさは、とても美しかったです。

 

こんな風に、セッションを受ける方々と、それを見守る方々が、双方に影響しあいながら過ごした2時間こそが、今回のWSの重要な部分だったような気がします。他の方がセッションを受けているのを見ながら、モゾモゾと自分自身でも、ああかな?こうかな?と手探りしていく、ちょっと居心地の悪いような時間こそが、新たな学びを自身に落とし込み発酵させる、ほどよい時間だったようです。

そして最後に、実際にヨガポーズへの応用です。まずはトリコナーサナを、見本となる方へATセッション的にアプローチ。その変化を見て学んだ上で、今度は全員一緒に、トシくん先生のインストラクションに合わせて、ゆっくりと繊細に意識的にトリコナーサナのポーズをとります。身体を規定フォーム(完成形とというアライメント)にガチガチにはめ込むのではなく、身体が自然と動いてくれる方向へ静かに任せるので、無理がなく、安定しています。とても自然で、自由で、解放されたトリコナーサナは、5呼吸どころか、何呼吸でもできそうです。まさに、スティラでスッカム、これなら心もブレません。

みなさん普段アシュタンガの練習をされているからか、慣れ親しんだポーズでの応用は、その変化が分かりやすかったようです。でも、ここに至る手探りの時間があったからこそ、その花開く様が実感できたのではないでしょうか?穿った見方をすれば、もしこのWSが最初からポーズへの応用であったら、多分私達は、いつもの”もっともっと深く、先へ”と、新しい何かを求める「エンドゲイナー」的執着に駆られてしまい、このWSの本来の目的からすると、まさに「本末転倒」になってしまったような気がしてなりません。

求める心、欲に駆られた心を、いかに静め、自然に周囲や環境やコンディションと調和しつつ、自由で自然に「いまここ」に佇むように在ることができるか・・・、そんなアレクサンダーテクニークの芯となる部分を、まさに体現したような、自然で自由なWSとなったのも、場の自然な流れに任せていくトシくん先生の勇気があったからこそです。

 

そういえば、ポーズへの応用をしているときに、こんな質問がありました。

質問:「このポーズ(トリコナーサナ)で、足の親指を取ろうとして捻りの要素を入れるのと、手をあまり下に下ろさずに股関節に働きかけるのと、どちらが良いのでしょうか?」

返答:「ヨガの流派や先生によって、確かにポーズのとり方が異なりますが、なにが正しいというより大切なのは、私達自身がどのような価値観に基づいてヨガを行っているのか、なのではないでしょうか?」

確かに、アレクサンダーテクニークにしろ、それを応用したアシュタンガヨガの練習にしろ、最終的な完成形や正しい方法といった、「先生がくれる回答」など、ないのだと思います。ただそこには、自身の在り方のヒントが沢山あり、生きる上でのツールとして活用することが可能です。カタチやドグマに翻弄されることなく、その本質に気づき、そして実際に体現する勇気を持ったときに初めて、そこに大きな変容が始まるのかもしれません。

トシくん先生、参加されたみなさま、今回もたくさんの学びと気づきをありがとうございました。

今回も、参加された方々から沢山のフィードバックがありましたので、下記にご紹介します。

 

【Aさん・初めての参加の方】
WS前
筋力まかせでアサナを行ったり、どんどんポーズを進めることを求められることに違和感を感じはじめ、ヨガの練習によって自由になりたかったはずが、窮屈に感じていることに気づき、なぜ練習をしているのか、本当はどんな練習をしたいのか・・・ 自分の練習を見直したい、色々と考え直したい、と思っていた矢先に、このWSに巡りあいました。

WS後
目からウロコでした。「意識をすることから全てが変わる」、という今後の指針をいただいた気がします。これまで無意識のうちに、自分自身のマインドによって、身体にかなりの負担をかけていたのだと実感。アサナや肉体を超えた部分や、日常における精神面でも活かせるヒントをいただきました。アシュタンガの練習においても、バンダやドリスティについて、これまでの認識を覆されました。アレクサンダーテクニーク的意識をすることで、今後のアシュタンガヨガの練習が本当に「動く瞑想」となるのだろうと思います。

【Bさん・初めての参加】
WS前
快適な日常が送れるヒントがあればいいな、と思い参加しました。

WS後
頚椎と頭蓋骨の接点から生まれる、開放された自由な感覚を体感できたのが最大の喜びでした。これからも少しずつ身につくように、毎日の一瞬一瞬を意識的に、大切にしていきたいです。初めて自転車の練習をするような感じです。知らないことを知るのは、本当に楽しいですね。これからの人生が、楽しみです。ありがとうございました。

【Cさん・2回目の参加】
長年にわたる背骨の押し潰しの姿勢が、現在のカラダの歪み&首の不調の根本原因だったという事を実感しました。

そして私は、その悩みの解決方法を、整体、マッサージ、鍼、整形 外科、骨盤体操、そして今はヨガのアサナなど、常に「何か」に求 めては失望していましたが、治せるのは自分の意識以外にはないと いう事に気付きました。

自分次第というのは、自分の内面に対する洞察力やモチベーション の維持、今までの悪い癖に戻りたいという欲望との戦い、空間をイ メージする力、正しい頭と首のアライメントを心地よく感じ取る感 覚を覚える、外側の刺激を感じ取る力、などなど、ハードルが高す ぎてとてもすぐにマスター出来る事ではないけれど、出来ない事に 失望する必要は無く、遥か遠くに見つけた道しるべをめざしてゆっ くり進んで行けばよいのでは?と私なりに解釈しました。

またそれは過去を反省し、自分に寛容になり、時に辛抱して、自分を静観し て、外との繋がりを意識する事に繋がり、人生の学びと同じに思え てきました。

頭と首のアライメントを正してからポーズに入ったトリコナーサナ はとても気持ち良く呼吸出来て、今までアサナを取る前ににどれだ け力を込めて準備していたのかが実感出来ました。

これからは、何かに頼る事を考えず自分で心地の良い体を模索する 道を歩んで行こうと思います。

【Dさん・2回目の参加】
アレクサンダーテクニークは未知な状態での参加だったのですが
トシくん先生のふんわりビンヤサを見て、
これは参加するしか!と思って参加しました。

感想は、言葉で伝えるのはとても難しいですが、
とにかく首と頭の接点、頭の上に広がる空間を意識して、とか
背骨を押し潰してない状態にする、とか
「頭に始まり頭に終わる」をWS翌日、翌々日、と数日意識して解ったのは
いろんな場面で、あ、また潰してる。が常にあること。
アゴ上向きで背骨や肩に、こんな常に負荷かけてた事にほんとにびっくり。

本当に、言われないとまったく気付かなかったけど、
日常生活のなかでほぼ100%に近い状態で背骨を押しつぶしてる。
気付いて頭を意識すると体がフワッとなる。楽。明らかに。
なのにすぐアゴが上向き、猫背になる。
そっちの方が肩がすくんで変な力が入ってしんどいのに。
習慣になってるという事について、WSではそんなに実感しなかったけど
習慣ってこういうことなんだ、と終わってからジワジワ実感。

正直、「その習慣をやめる」という事について
まぁ、ヨガ的に言うとみんな好きなあれでしょ?手放すとか。
そうかもしれないけど結局新しくその「意識する」をやるんでしょう?
なんてひねくれた気持ちでいたけど
意識した時の首や背骨のフラット感、フワッと感、これを感じると
「やめる」んだ「手放す」んだとしっくりきた。
私、ひねくれ者でした。ごめんなさい(笑

その後自宅で頭を意識してアシュタンガの練習してみました。
なんと、上半身が軽く感じる。

とっても不思議です。

頭の重さが変わる訳ではないのに軽く感じたり、
あとは、良いか悪いかはわからないけど腕の重みを初めて感じたり。
腕重っ!です。

WSの中で得たものはヒントや意識するキッカケ、感じるキッカケのような事で
あとは実践で実際やってみて確認、発見、実感できることが、多かった。

アシュタンガもそうだけど、自分でやる中で色々気付いていくプロセスが大事そうだ、と感じました。

変化があるのか、ないのか、楽しみだけど
とにかくすぐ猫背になっちゃうので次回まで諦めずにやってみます。
控えめなまっすぐ。

ヨガに関係ないオマケ感想ですが、
茶道をやってるんですけど、点前(てまえ。お茶をたてる作法)も
順番はきまっているけど人それぞれクセがあって
それって言われないと気づくのはとても、すごく、ウルトラ難しい。
もてなされてるなと相手に感じて貰うとか、
変な緊張を感じさせないで気持ちよくいて貰うためには
そんないろんなクセを取ったり
力を入れたり抜いたり、意識したりがある。(と思ってる)
トシくん先生の立ち居振る舞い、姿勢を見て、あと実際やってみて
アレクサンダーは点前にも取り入れられると確信しました。
ヒントを貰いました。
すごく嬉しい。ありがとう!

【Eさん・2回目の参加】
今回で2回目ですが、前回のWSで分かったと思っていたことが、実はまだまだで、今回トシくん先生の丁寧な説明を聞きながら、あらためて納得することがたくさんありました。

トシくん先生のレッスンは、言葉の一つ一つがわかりやすく、ご自分が学んでいることを、誠実に私たちに伝えよう・シェアしようとする姿勢が伝わってきて、とてもありがたいなと、感謝です。

「アレクサンダーテク二ーク」は、自分の中に本来あるものに気づくこと・・・それは手放すことで見つかるかもしれないこと。そして、そこに至るプロセスがとても大切。具体的なプロセスを少しずつ自分の日常生活の中で試してみながら、その変化(まだまだ現れていないことも含めて)を楽しんでいます。

ヨガの練習でいえば、アシュタンガを始めたばかりなのに、できること・到達することにこだわっていたのが、練習すること、それ自体が楽しく、できないことも面白く感じています。

もちろん、できること・練習してできたことは、とても嬉しいのですが、それ以上に形(ポーズ、アサナというのでしょうか)として現れる以前というか、その過程(プロセス)を味わうことが面白いです。

トシくん先生の、「トップジョイントを思い出し、頭のてっぺんから足先までを思い出し、背面を思い出し・・・意識を内側に向けすぎず、外にも向けながら・・・」を、普段も思い出しています(といっても、練習中は常に意識しているわけではないのですが)

【Fさん・2回目の参加】
前回は正直あまりピンとこなかったのですが、今日実際にポーズをとってみた時に気づきがストンと落ちてきた。意識のバランスをうまくとることによって無駄な力が抜けて、素直にアサナを受け入れられた。ずっとそのままでいられそうなくらい楽だったので、苦手な立ちポーズを好きになれそうな気がした。

体得には時間がかかりそうだけど、一年後にはかなり変わっているはずというトシ君先生の言葉を信じて訓練していきたい。

首の付け根とバンダとどちらを意識すれば?という質問へのトシくん先生の回答が、ダン先生がおっしゃっていた、「バンダが迎えに来てくれる」という話に通じる気がしました。体得してる方々の言葉は重たいですね。

ダン先生ワークショップ・レポート

フィンランドから一時帰国のダン先生による週末ワークショップ@秋谷ヨガハウス。心地よい秋晴れの空の下、たくさんの方々にご参加いただき、大盛況のうちに終了しました。

今回は、全ての土台となる、基礎の部分を大切にすることをテーマに、じっくりとていねいにアシュタンガヨガの「アサナ」の部分にフォーカスした2日間となりました。

一般的なアシュタンガヨガのワークショップでは、普段の練習ではなかなか触れられない部分にフォーカスすることが多々あります。それはスートラやギータを中心とした座学であったり、瞑想やチャンティングであったり、アイエンガー的アプローチによるポーズ解析であったりと、新鮮で刺激的な「something special/特別なナニか」に満ちています。

いつもの普通の練習の中では、なかなか見つからない何かを体験したい、新たなアプローチを知りたい、現状を変えるキッカケが欲しい・・・etc そういった思いや期待があるからこそ、私達はそのような様々なワークショップへ参加し、「something special/特別なナニか」を求め、沢山の学びを体験しようとしているのかもしれません。

では、その特別なナニかは、いつもの普段の練習や生活へ、どのように還元されるのでしょうか?チャンティングでもたらされた至高体験や、スートラによって説かれた深遠な洞察や、股関節を開くための特別なストレッチ方法は、私達のマリーチアーサナDとの格闘や、ストレスフルな日々の生活の中に、どのような奇跡や心の平安をもたらすのでしょうか?

これは、ワークショップを企画する機会の多い私自身が、ここ最近繰り返していた疑問でもありました。そして今回のダン先生のワークショップは、そんなモヤモヤとした疑問に、ハッキリと明確な道しるべを指し示してくれたのです。

今回のダン先生WSで最も印象的だったのは、そこに「特別なナニか」を提示することなく、全ての学びは「いつのも日々の練習」の中から生まれるものだ、という揺るぎのないメッセージでした。私達の「いつもの日々の練習」とはすなわち、この肉体をもって成す「アサナ」そのものだという事実、その再確認ともいえる2日間だったような気がします。

この週末ワークショップを通してダン先生は、アシュタンガヨガの「伝統的」と言われるアサナの取り方、アライメント、ビンヤサ、シーケンスといった基本の部分を、その変容のバリエーションを説明しながらも、本人がグルジ(またはシャラート)から直接教わったとおりに、そのまま私達へ伝えてくれました。

もちろん身体的な準備ができていなければ不可能なアライメントも沢山あります。けれど、その指し示された方向へ向かって、心と身体ができる範囲のことを「ただやる」ことの大切さ、それこそがアシュタンガヨガの真髄”Practice, practice, practice… and all is coming(ただ練習をおやりなさい。そうすれば全てはおのずと向こうからやって来ます)” なのだと、肌で感じさせてくれました。

「アサナにフォーカスする」と言うと、ついつい「アサナに執着する」と捉えがちですが、例えばアイエンガーヨガのように、ベルトやブロックなどの補助器具を使って、身体の特定の部位に働きかけながら、安全に確実に、そして最短距離でポーズの完成形へ向かうトレーニング的アプローチとは、まったく真逆なのが、本来のシンプルなアシュタンガヨガなのではないかな、と思います。

なぜなら、アシュタンガヨガは「トレーニング」ではなく「プラクティス」であり、アサナは「トレーニング」の目的ではなく、「プラクティス」のツールだからです。効率的なアイエンガーヨガで数ヶ月かかるポーズは、無鉄砲なアシュタンガヨガでは恐らく数年かかります(笑)。それだけの時間を費やし、トライ&エラーで模索しながら、何度も転びながら、たくさんの寄り道をしながら得る学びは、「肉体的なポーズの出来具合い」という結果とは、ちょっとベクトルが異なる気がしてならないのです。

さておき、ダン先生と共に過ごした2日間を通して、はっきりと明確に伝わってきたのは、ごくごくシンプルなことでした。

私達はアサナの練習をしています。
ただ単純にそれだけのこと。
それ以上でもなければ
それ以下でもありません。

しかし、シンプルであること=イコール簡単である、ということではないですよね。むしろその難しさこそが、私達の学びの源というか。「このシンプルな練習と、どのように向き合い、何を見出していくのか?」というのが、私達がヨガの旅路の中で、攻略本や近道ルートマップの手助けナシに、自ら探していく宝のようなものなのかな、と、そんなことを思いました。

さて、今回のワークショップには、地元の練習生の方々はもちろん、元ダン先生の生徒さんだった方々も大勢、遠路はるばる東京や福井から来てくださいました。アシュタンガの経験も、始めたばかりの若葉マークさんから、サードシリーズの実践者まで、とても幅のひろい参加者さん達が勢ぞろい。それでもダン先生の指導は、どんなレベルの参加者さんであれ、一環して基礎と基本を、とても大切にしていました。

マイソールクラスは2日共超満員御礼で、マットとマットの隙間が1ミリという状況になるヒトコマも!それでも、マットの上からはみ出さずに、チャレンジングなポーズの練習をする、そんな皆さんの心の落ち着きぶりには、ただただ脱帽、これもひとえに日々の心の練習の成果です(笑)

そして、マイソールクラスにおけるダン先生の指導は、「これはできない、それはムリ」と、私達が自己規制している限界を取り払い、自身の内に眠る限りない可能性をシッカリと感じさせてくれると、同時に、身の丈に会わない無謀な挑戦や、危険な自己過信を静かに戒めてくれる、そのバランスが絶妙です。

できる努力は惜しまない
無謀な頑張りはただのエゴ
身体と心の準備ができたら
ポーズはおのずとやってくる

そんなダン先生の教えが、ジワジワと参加者さんへ伝播していくのを目の当たりにして、気づいたことがあります。もしかしたら、健全なプラクティスの礎となる基本というのは、「もっと、もっと」とナニかを求めることではなく、「自分に正直に、等身大のままで、しっかりと地に足をつけ、己を知り、足りるを知る」ということなのではないか、と。

初日のカンファレンスでは、特にこれというテーマを設けず、参加者さんからの質問に答えつつ、インタラクティブに生まれる場の流れに乗りながらの、自由な空間でした。その中で、特に印象深かった質疑応答があります。

質問
3年ほど練習を続けているが、バンダというものが、どうもイマイチわからない。アシュタンガの基本であるバンダが理解できないまま、練習を続けても良いのでしょうか?

返答
自分では判らないと思っているバンダも、現在のアナタの練習に応じて、充分使われています。多分アナタが「こうありたい」と思っている、例えばジャンプバックやジャンプスルーをするには、まだ身体の準備ができていないだけだと思います。

イタリアのリノ・ミヤレという先生の話ですが・・・

「先生、どうしたらバンダが見つかりますか?」
という生徒の質問に対してこう答えたそうです。

「心配しなくていいですよ。アナタがバンダを探さなくても、バンダがアナタを見つけてくれますから」

いまできることを、ちゃんとやりましょう。それが練習です。そしてそれは、時間をかけて変化していきます。だから心配しなくて大丈夫です。

・・・ダン先生の練習や指導に対する真面目で真摯な姿勢が、とてもよく現れているなぁ、とキッチンで食事を作りながら、ついニコニコしてしまいました。

そして、楽しい(キビしい)練習の後は、お馴染みのマクロビランチです!毎回人数分プラス10人分は準備するのですが、今回もペロリ!とゴチソウサマ。ちょっぴり肌寒くなって、薪ストーブの暖かさを味わいながらの団欒のヒトトキ・・・。

ダン先生は日曜日のワークショップ後、東京へ一旦戻り、その翌日にはフィンランドへと帰国されました。超忙しいスケジュールの合間を縫って、貴重な2日間を私達と共に過ごしてくれたダン先生に大感謝です!

そしてもちろん、参加してくださった大勢のみなさま、いつもながらのホスピタリティで私達を迎え入れてくれたジュンさん・・・ この場を作り上げてくださった全ての方々に心よりお礼を申し上げます。ありがとうございました。

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下記、参加者さんからいただいた感想やフィードバックです。書いてくださった皆様ありがとうございました!

「初めてWSに参加しました。細かく教えていただくことで、一つ一つのポーズの理解が深まりました。毎日の練習で、意識して取り組むヒントを教えて頂くことができたので、参加してよかったです。」 (Aさん)

「今回のワークショップは両日とも参加しました。初日、事前にユミコ先生から「細かいアジャストをする先生」だと聞いていましたが、実際そのとおりの印象を受けました。痛みが出るのであまり膝を曲げずにいたティリヤンムカイカパーダパシュチマターナーサナなどを鋭く見つけられ、アジャストを受けました(もちろん、ちゃんと痛みが出ることを伝えたら元の位置に戻してOKでした)。体がすでにとれるようになっているポーズをちゃんと取れるように重点的に指導するスタイルの先生なのかな、と感じました。

カンファレンスやワークショップではとても流暢な日本語で多くの質問に答えていただき、とても勉強になりました。アーサナの姿勢に関する話だけでなく、プラーナーヤーマに関する話やプライマリーシリーズからインターメディエイトシリーズに入るための条件など以前から機会があれば聞いてみたいと思っていたトピックに一通り触れていただいたので嬉しかったです。」 (Bさん)

「ダン先生のWSは去年も受けさせていただいたので2回目でした。アライメントでは今の自分では難しいけれどそこを目指していくという事、受けたアジャストではカポタアサナで、今までにない感覚を感じました(口では上手く説明できませんがいつもと違うところが伸びる感覚)で、来年もまたダン先生のマイソールを受けたい!!と思い帰って来ました。私にいろんな気付きを与えてくださる先生達に感謝です」 (Cさん)

「朝練では、練習前に腰と手首の痛みを伝えていたこともあって、スーリヤナマスカーラから手首の位置と肩の位置のアドバイスをしてくれました。いつもの練習では痛みがあるなら、痛くないように…と言われるだけ。もちろんそれもありだけど、痛みの原因になっているとおもわれる癖を教えてもらって、こうした方がいいかも…という押し付けがましくないアドバイス。ダン先生の優しさと謙虚さを感じました。

加えて、練習の邪魔をしないかのように発せられる小さな声でのアジャスト。ウッティッタハスタパーダングシュタではドリシュティとアゴを足につけること。ガルバピンダーサナでは手を頭につけて転がること。普段、いかに自分が適当に無意識に練習しているかを思い知らされた瞬間 !あ~プライマリーもまだまだだぁ~と…カンファレンスとWSでは、やっぱりキチンとマイソールに行ってる先生の話という印象。グルジやシャラートの話を交えながら、アシュタンガヨガがヨガとして目指すものを伝えてくれる。はっとしたのは、あーこれもアイアンガー的なアサナの取り方なんだ!ということ。疑うことなく練習していたアサナの形がアイアンガー的だったなんて! そして、カタチよりもビンヤサ。でも、カタチをつくるためにその人にあったアライメントはキチンと教えてくれる。そのバランスがダン先生は絶妙だなぁとおもいました。自分の練習や経験から感じたこと、得たことだけを真摯に伝える、それ以上のことはわからないと素直に言える先生ってホントに信頼できる。加えてとても謙虚。また、ダン先生の下で練習したいなと素直に思えたWSでした。」  (Dさん)

Schedule

2012年11月のスケジュール


平日早朝マイソールクラス@鎌倉・大町会館

11/1(木)・・・6:00~9:00am
11/6(火)・・・6:00~9:00am
11/8(木)・・・6:00~9:00am
11/13(火)・・お休み →11/14(水)6:00~9:00amへ振り替え
11/15(木)・・6:00~9:00am
11/20(火)・・6:00~9:00am
11/22(木)・・6:00~9:00am
11/27(火)・・お休み →11/28(水)6:00~9:00amへ振り替え
11/29(木)・・6:00~9:00am

 

週末クラス@逗子

11/3(土)・・・特別WS(ダン先生)@秋谷
11/4(日)・・・特別WS(ダン先生)@秋谷
11/10(土)・・ハタヨガ 9:30~11:00am@青少年会館
11/11(日)・・レッドクラス 9:30~11:00am@青少年会館
11/17(土)・・ハタヨガ 9:30~11:00am@青少年会館
11/17(土)・・特別WS(アレクサンダーテクニーク)@交流センター
11/18(日)・・マイソールクラス 9:15~11:45am@交流センター
11/24(土)・・ハタヨガ 9:30~11:00am@交流センター
11/25(日)・・マイソールクラス 9:15~11:45am@交流センター