ハタヨガ基礎短期集中コースのご報告

ハタヨガ基礎短期集中コース終了しました。
ご参加いただいた皆様、お疲れ様でした&ありがとうございました!
随分と時間が経ってしまいましたが、ここで改めてご報告をさせていただきます。

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ご参加いただいた方々と共に過ごしたこの3ヵ月は、あっという間でありながら、しかしとても濃厚な時間っだような気がします。

なんらかのキッカケでヨガに触れ、ヨガに何かを感じ、そして、ヨガの学びを深めようと思った私たちが、偶然のように、かつ必然のように、ここに集まり、それぞれのエネルギーが互いに共鳴しあって、ひとつの特別な空間を織り成していく・・・ そんな巡り合わせの妙を、回を重ねるごとに、しみじみと感じ入りました。

この期間中、参加されたみなさんが、それぞれ様々な形で、大きな変容を体験されていく・・・ それは精神的な膿を出していくプロセスであったり、心の癖をただすことで克服した肉体的疾患であったり、人によっては逃げ出したくなるような厳しい時であったり、手放すことで得る安堵と解放の気持ちであったり・・・、その様子を目の当たりにして、私自身も新たな学びと気づきに圧倒されました。

この3ヶ月の学びは、決して「これで完結」などではなく、これから「自分のヨガ」という道程を歩むための礎だと、最終日を迎えた皆さんが実感してくださったなら幸いです。

 

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われわれはどこから来たのか
われわれは何者か
われわれはどこへ行くのか

私達が現在行っているヨガのルーツを辿ると、このゴーギャンの代表作のタイトルでもある、人類が太古の昔から抱き続けている普遍的な問いに、出会います。わたしたちも、こどものころ、同じように不思議に思っていましたよね。

ヨガのルーツとなるインド思想は、この人類普遍の問いに対する回答を希求する、その軌跡です。自分についての真実、世界・宇宙についての真実、そして自分と世界・宇宙とのかかわりについての真実を、3000年前から探求してきたインドの叡智のエッセンスが、ヨガというツールを介して現代の私達に語りかけています。真実を求めて、心の解放を求めて、歩む人生が、ヨガという生き方である、とヴェーダンタは伝えます。

では、ヨガとは一体なんなんだろう?

ヨガを学ぼうと志した私達が当然抱くこの疑問を、アタマの知識だけが空回りすることなく、また感覚や観念の錯覚や妄想に陥ることなく、等身大の私達が背伸びをせずに、身体とハートでリアルに経験することで腑に落ちるような「生きた学習」、それを当初の目的としてこのコースが始まりました。

 

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ゴーギャンの代表作から始まった、15名のヨガをめぐる旅は、ビッグバン理論、宇宙ヤバイ、アディクション~ハマる心の科学、呼吸のメカニズム、瞑想のリアリティ、ヘミシンクのインスタントサマディ、赤裸々なインド神話・・・などなど、沢山の寄り道をしながら、ヴェーダ哲学とバガバッドギーター、サンキャ哲学とヨーガスートラといったヨガの源泉を学び、以降タントリズムとハタヨガ、伝道師ヴィヴェーカーナンダによる近代ヨガ、西洋身体文化から発達した「体操ヨガ」のスピリチュアル化といった、私達をとりまく「いま」の現代ヨガ文化に至る遍歴を、ときに俯瞰図的に、ときにマニアックな視点で捉えていきました。

単なるアタマのお勉強として、いわゆる「ヨガ哲学」という情報を脳内格納庫にインプットするのではなく、これらの叡智を、どのように自身に落とし込むことができるのか?いかように体現することができるのか?に重きをおき、決して理想的ではない自分自身のリアルと向き合い、もんどりうって格好わるく何度も転びながら、それでも「そこ」に光を見ようと、より良く生きようと、そう求める私達の「みちしるべ」となるように、5歳児でも理解できるシンプルなスタンスで進めていきました。

2000年来の時を越えて、あらゆるものを飲み込む大河のように広がっていったインド思想という基盤に、現代を生きる私達の「こころのよりどころ」としてのスピルチュアルな希求が上手く結びつき、「現代ヨガ文化」という新たな流れが生み出され、その只中に私達が存在している、という不思議な偶然。

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もともとエクササイズとしてヨガを始めたのに、気がついたらここでインド哲学の話を楽しんで聞いている自分がいる!と、笑っていた参加者さんがいたり。

「ホットヨガや骨盤矯正ヨガは、ヨガとは言えないんじゃないですか?」と首をかしげていた参加者さんが、いつしか「対象と目的とツールが異なるだけで、ヨガの種類に甲乙はない」と腑に落ちたり。(むしろ、その線引きこそが、真逆のベクトルへ向かう私達のエゴだったりするわけで)

「アシュタンガヨガこそが伝統的なヨガです」と鼻息荒い参加者さんが、クリシュナマチャリア以降のハタヨガのベースが、西洋身体文化に影響を受けた体操ヨーガにあることにショックを受けたり。

ヨガ的思想には興味はないけど、様々な実践の結果というか過程としての「変容」が、とてもおもしろい!と目を輝かせる参加者さんがいたり。

どれもこれもが、素敵なunfolding (結び目をほどく)のあらわれだなぁ、と感動すること多々あって。たとえば「ヨガとは心の動きを止滅することである」というフレーズを何の想像力も働かせずに、そのまま鵜呑みにしてしまうより、ずっと地に足のついた学びだったんじゃないかな、と思ったりしました。

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何人かの参加者さんから、コースの感想をいただきましたので、ここにご紹介させていただきます。

体に良いことを1つぐらいやろうとヨガを始めて1年足らず。時期尚早と思いつつも、かねて興味はあったヨガの奥深さについて学べるチャンスと思い参加しました。ともすれば「週1のエクササイズ」というルーチンに堕してしまう状態から初心に立ち返りたいという思いもありました。

まず、先生が長年、オタク的探求心?!をもって独学してきたヨガの歴史や精神面の求道成果を惜しみなく蔵出し伝授して頂きありがとうございました。その世界は大き過ぎて手に余るところも多かったですが、確かに垣間見させて頂きました! それにメニューは多様でしたが話や教材もリアリティーやユーモアに溢れ面白かったです。

インド神話や教典からは、先人&神様達の英知と哲学と謙虚さとエネルギーが、現代とまるで通底することに驚きつつ勉強になりました。ちょっとだけ宇宙(外も中も)が感じられて視野が広がりました。

コースのオリエンテーションの時にいきなりガツンと言われた「食生活の改善(肉魚甘いモノコーヒー等刺激物控え地産地消自炊弁当生活)」、「ハマっているもの断ち切る」の実践によって揺れる心の原因と向き合え、という言葉は刺激的で、「よしやってみよう」と思いました 。結果的にはそこでかなりのエネルギーを費やしてしまったような感もありきですが、良い経験になりました。
(Sさん・男性)

今まで私は、アシュタンガのアーサナのみの集中して練習していたと思います。しかし、今回のハタヨガ基礎講座を受けて色々な意味で視野が広がりました。

まず、ヨガの歴史を学ぶことで他の種類のヨガに興味が沸きました。また、ヨガの意味、目的、哲学などを知ることで、今までよりアーサナにこだわる事なく、練習に取り組むことができるようになった気がします。

今回教わったことは、とても奥深く、私には理解することが難しい内容もありましたが、これから少しずつ自分の中に落とし込み理解していきたいです。
(Kさん・女性)

漠然と興味はありつつも、なかなか自分では勉強しにくいヨガの思想やインド哲学、インド神話などを身近な例を挙げながら分かりやすく紹介してくれる、知的エンタテインメントという感じでした。

ヨガとストレッチの違い、なぜ煩悩を捨てる、という割にインドには商売繁盛の神様がいるのかなど、ずっと疑問に感じていたことが、すっと霧が晴れるように「分かった」体験は、コースに参加した醍醐味でした。今後は頭だけで分かった気になるのではなく、身体を動かし、日々の行いを通して、自分自身の体験として血肉にしていけたらと思います。(先生の美しい日本語を聞けるのも、毎回の楽しみでした。)
(Mさん・女性)

 

コースを終えた今も、私達の日常は相も変わらず多忙を極め、理不尽な環境に圧倒されたり、想定外のアレコレに戸惑いながら、毎日を送っています。乗り換え駅の雑踏の中で機械的に歩を進めるアナタは、いまも眉間に皺を寄せて、自分の外に広がる世界の一切合財を否定し拒絶し、自分の内に篭っていますか?それとも、ふと見上げた視界に写る、ビルに囲まれた狭い空を流れる雲に心を遊ばせ、広大な宇宙を思い、ケシ粒よりもちっぽけな存在である自分自身の内側に、決して変わることのない永遠の光を感じているでしょうか?

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良い、悪いとかじゃなくて、ま、どっちもアリなんですけどね(笑)

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